作者が、文字に起こしてまで伝えたかったこと...。
それを少しでも受け取ることができたら、友達の気持ちが分かった時みたいにうれしくなってしまう。
「誰かに話を聞いてもらいたい」なんて時に、本棚を眺めていたりすると、気になる本が見つかったり...。
本に触れることで、新たな視点に立てたり、新たな考えに触れると、気持ちにゆとりが生まれたり...。
自分のことを自分が一番分かっているように振舞ってはいるけど、一番分からないのが自分だったり...。
読後感に浸りながら、時々だけど、思ったことや感じたことを書き留めてみたりする。どこに感銘を受けたのか、著者は何を伝えたかったのか、自分なりにだけど、文章に起こしてみると自分の捉え方の甘さが見えたり、また新たな気づきを生み出すことができる。
そうして繰り返し本と向き合うことで、本は部屋の中で、新たな存在感を放ちはじめたりするから、本とは誠に不思議なものです。
書棚を眺めながらふと思う。今度は、次の人に読んでもらうことを考えてみても良いのではないか。
私たちは、そんな本と人を結ぶ自然な循環のお手伝いができたらと願っています。