とある一節に「読むとは、言葉を扉にした書き手と読み手の対話…」とあり、思わず息をのんだ。いつの間にか忘れてしまっていたその本質をあらためて実感する。
問いをたててはその最適解をだしていく。読むことが自分を知る道しるべになるのなら、こんなに身近で手軽に手に入れることができる最強アイテムはないだろう。
「スマホ見ながら、食事するのはやめなさい」みたいなことを親に言われた経験はないだろうか。もし、その時、本をじっくりと読んでいたとしたら、食事中であったとしても親の反応も変わったに違いない。すぐれた本は、世代のかべをやすやすと超えていきます。やがては私たちの血肉となって受け継がれていくものそれが本だと信じています。
そんな未来に期待をこめて、ここでは、ささやかですが夢中になって読んでしまった本などご紹介できたらと思います。